2013年11月01日
ISIS(アイシス)

今日はISISについてお話したいと思います。
Inner Space Interactive Sourcing
の頭文字をとってISISと呼んでいます。
ISISとは1980年初めにサミュエル・サガン医師によって発案され、
自分の心を観ずることによって、
自己の内部にある真理や自己の真実の姿を知ることができます。
精神世界をまなぶプロセスと癒しのプロセスを融合したもので、
クレアヴィジョンスクールの特長の一つでもあります。
ISISは身体のエネルギー、特に第3の目を活性化させて行いますので、
催眠暗示やハイパーベンチレーションの手法を用いることはありません。
第3の目の内なる空間(“第3の目の瞑想”時の紫の空間)を使って、
通常は2人1組でおこなわれます。
クライアントと呼ばれる人は横になり、
*自身に刻みつけられたある感情や
*心理的閉塞感、
*ある条件下で引き起こされる行動(*サムスカラ)
それらの基となる経験まで遡っていきます。
例えばこういうことです...
犬に突然、吠えられたり、危害を加えられたりして
心に傷を負ったとします。この傷がサムスカラです。
それ以降、犬を見るだけで、犬のことを考えただけで
本人の意思とは関係なく、自ずと心臓がドキドキ音を立てたり
冷や汗をかくようになるかもしれません。
あるいは犬に対して憎しみを感じるかもしれません。
犬=私は傷ついた→犬=危害を加える動物、怖い、憎い
という図式が出来上がります。
時には、幼すぎて犬に危害を加えられたことを全く覚えてなかったり、
あまりの恐怖のため、記憶の彼方に追いやられている場合もあります。
いずれにしても、できることなら思い出したくない記憶なので、
それを再体験することは辛い作業です。
身体に傷を負った場合は、その時の痛みを感じることもあります。
ISISではその一連の出来事を再体験することで、
サムスカラのメカニズムを理解していくようになります。
そして、それは自分の“自由意志”からではない思考感情
だということに気づいていきます。
それを繰り返し行うことによって、徐々にその時の傷が癒され
“条件付けされた思考感情”から自由になることができます。
その間、コネクター(ファシリテーター役/世話役)と呼ばれる人は
寄り添いながら、クライアントの再体験(退行)のエナジーを見澄まし、
クライアントが直感できるよう、またはその経験(退行)のさ中に
留まれるよう繋ぎとめる役割を担います。
ISISやクレアヴィジョンに関する情報は竹内清文さんの著書
『8割捨てればうまくいく』にも詳しく書かれていますのでご参照ください。
さて、私のサムスカラの一つに
≪私が好きになった人は私のことを好きにならない≫
というのがあります。
好きになった人に受け入れてもらえないというのは
胸を締めつけられる痛みがあり、セッション中は毎回泣き通しでした。
自分が女性として烙印を押されたようで
自分を辱る気持ちや、悲しさ、あきらめ、「なんでっ」って思う気持ち。
「いつまで続くんだろう?」、「もう見たくない」と思いましたが
やめることはありませんでした。
なぜなら、そうする以外に解決方法がないことも知っていたからです。
今でもそのサムスカラは私の中にあります。
ただ、私はそれがサムスカラで私の“自由意志”ではないと理解してるので、
以前のように、その思考感情にどっぷりハマるということはなくなりました。
~ビッグニュース~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
実は来年2014年3月5日~3月14日にオーストラリアのクレアヴィジョンの
ヒドゥンバリーという場所で、クレアヴィジョン始まって以来初!!となる
日本人のためのISIS 101 For Japaneseというコースを開催する
ことが決定しました。私もインストラクターの1人として参加します。
これまでは外国人に混じって参加する以外にありませんでしたが、
今回は日本人だけの日本語によるコースとなります。
只今、日本語での案内を作成中ですので、
でき次第このブログでもお知らせしたいと思います。
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Posted by 富元 祥子 at 18:17│Comments(0)
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