2014年05月06日
足の冷えにどうぞ

今日は、最近私が眠る前に行っている足の冷え対策について書きます。
それは偶然目にしたNHK日曜美術館『白隠-気迫みなぎる禅画』という
TV番組で、江戸中期の禅僧、白隠禅師の書画を紹介する番組でした。
私はこの番組ではじめて、この白隠禅師なる方を知ったのですが、
彼の描く禅画が、まぁー‼ 面白いこと。
とてもコミカルだったり、漫画チックなんです。
ユーモアがあってポップなのに、なのに厳粛な感じも漂っています。
あのジョン・レノンも彼を敬愛し、その絵を飾っていたそうです。
個性的で味わい深い書画の数々が面白くて、見入っていたところ...
この方、あまりに猛烈に禅の修行をおこなったため「禅病」なるものに
かかったそうです。その症状は、頭はのぼせ、両手両足は雪のように
冷えて、心は疲弊し幻覚を見るようになり夜も眠ることができないと
いったものだったそうです。
白隠禅師は何とかこの症状を克服しようと、山中に棲む白幽という
仙人を訪ねました。白隠を診た仙人は「おぬし禅病にかかっておる」
その壱:「横になり、両てのひらを丹田に当てゆっくり呼吸をしながら、‟気”が
お腹から足先へと溜まっていき温かくなるのをイメージしなさい。」
その弐:「軟酥(芳香なバターのような塊)が頭の上に載っていると想像しな
がら座し、それがだんだんと溶け、やがては身体全体を優しく覆って
いくのを想像するのです。」
それを繰り返し行うことで、白隠は禅病を治すことができたそうです。
その体験を基に書かれた『夜船閑話(やせんかんわ』は、今も昔も多くの
人がこの本から恩恵を受けているようです。
私はけっこうな冷え性で、今の時期でも布団に入った後も足が冷えて
なかなかすぐには寝つけません。それで、ものは試しと‟その壱”をしたところ
ホントにだんだんとゆっくり足先が温かくなっていくのです。
冷えにお困りの方、まずは試しにやってみてください。
瞑想教室 ただいま参加者募集中!!
今年も126日経過

Posted by 富元 祥子 at 23:54│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。