2013年12月29日

自分の不安を人に押しつけない。

先日、3月のオーストラリア行の航空券を購入したところ、
普通なら旅程表などのメールがすぐに返信されてくるはずなのに、
いくら待っても届きませんでした。

もしや、メールアドレスを誤ってタイプしたのか不安になり、
その大手オンライン旅行会社のカスタマーサポートへ電話をしました。

皆さんも経験があるのではないでしょうか。
自動案内の音声がずっと流れていて、
なかなか担当に電話が繋がりません、本当につながるのか不安でしたが、
電話をかけて15分したところで、ようやくオペレーターの方が電話口に出ました。
私は自分の状況を、できるだけ詳しく落ち着いてゆっくりと伝えました。

というのも、オペレーターの方が最初に発した声色から、
とても身構えているような印象を受けたからです。

「あ~きっと、いろいろ苦情を受けたりして、大変なんだろうな」と感じたので、
私はあえて、「私はあなたを責め立てるつもりはありませんよ」という気持ちで、
その人と実際に顔をあわせているイメージを持って、

「実は、そちらのサイトで航空券を購入したのですが、旅程表などのメールが
まだ返信されてきていません。もしかすると、私の方でメールアドレスを誤って
入力したのかもしれません。どうすれば、旅程表の確認ができるのでしょうか」

と、できるだけ穏かに、優しく話しかけました。
(でも内心は、日程に誤りがあったらどうしよう、ちゃんと購入できたのかどうか、
不安で早口になりそうだったのですが)

「お名前と生年月日をおっしゃっていただけますか?」
まだ、こわばった声色です。

それでも、穏かに優しく答える私。

「今、確認しておりますので、少々お待ちください...」
「2月28日の那覇発、シドニー行きで、お戻りが3月26日のシドニー発那覇行きですね」

「そうです、それです。」

「返信用に入力されたメールアドレスをおっしゃっていただけますか?」
だんだんと、声に温かみが感じられてきました。

「エー、エム、アイ......@マーク...」と優しく答えました。

「メールアドレスには間違いございませんので、
もうしばらくお待ちいただければ届くかと思います。」と、
とても感じの良い声色に変わっていました。

「他に、何かお聞きしたいことはありますか」と、聞いてきたので

「いいえ、特にありません。きちんと予約できていたようなので安心しました。」
と告げました。

ほんの5分ほどのやり取りだったのですが、
心でコミュニケーションを図る大切さというものをとても実感した出来事でした。

正直、私も旅程表を見るまでは不安で不安でしょうがありませんでした。

この不安な気持ちを自分で抱えることができず、つい早口になったり、
相手を責めるような口調になる場合があるかもしれませんが、
そういう時こそ、自分のネガティブな感情をガッポリ包み込んで、
その感情に飲み込まれない、自分を感じるのは大切だなと思います。

これは、感情を抑え込むこととは違います。

以前の私は、感情に飲み込まれないということと、
感情を抑え込むことの違いがわからずに、ただただ、自分の気持ちや感情を
押し込めていたように感じます。

自分の感情を抑え込むというこは、実はその感情をキチンと感じることをせずに
ただひたすら我慢していたり、それを追いやっているように感じます。
「逆ギレ」という言葉がありますが、あれはまさにそういうことだと思います。

一方、感情に飲み込まれないということは、平常心でいることとも違います。
少なくとも私の場合はですが...

ネガティブな感情はしっかり感じているのですが、
「その感情をつかまえ支えている自分がいる」 といった方がわかりやすいでしょうか。

もちろん、すぐにそれができるようになったわけではなく、
(今でも、発展途上ではありますが...)
何度も自分の気持ちや感情を深く感じることを繰り返しているうちに
だんだんとその支える力が強くなってきているように感じます。

ネガティブな感情でもすぐに手放さずに、「あ~、今嫉妬しているなぁ」
「あ~、今弱気になっているなぁ」、「あ~不安だー」
という気持ちを感じる。

何度も言いますが、
それに、酔いしれるわけでも飲み込まれるわけでもありません。

しっかり感じたあとは「はい、さようなら」と手放す。

そうすることで自分がだんだんと太くなっていけるような感じがします。

オーストラリアでのキッチン建設、
毎日の瞑想に、ISISのおかげでそういうことが徐々にわかってくるようになりました。

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Posted by 富元 祥子 at 12:59│Comments(0)
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