2013年12月12日
Emotion VS Feelings のつづき...

さて今日は昨日に引き続き、Emotion (エモーション) と Feelings (フィーリング)のお話し。
昨日のブログに書いたように
ここでは、猫が示すような愛情(感情)をエモーションと
キリストなどによって示される無条件の愛と同様の感情をフィーリング
というふうに区別してお話ししていきます。
条件付きの感情:エモーション
無条件の感情:フィーリング
エモーション:Emotionという単語はe-motionからなりますが
Motion(モーション)は“動くこと、動き、動作”という意味ですね。
その接頭辞のeはexが省略されたもので“外へ、外に、外へ出して”
という意味です。
つまりEmotionは“外側の動き、外へかきたてる”ということになります。
エモーションは自分自身へと深く入り込んでいく過程ではなく、
自分の外側へと向かう働きといってもよいでしょう。
さらにいうと、エモーションはReaction(リアクショ)つまり“反応”で、
フィーリングはそうではありません。
ある化学“反応”で例えると、
金属ナトリウムの塊を水にいれると爆発が生じ、
塩酸にアンモニア水を加えるとモクモクと白い煙が生じます。
ある物質の混合物がいつも同じ結果を引き起こすのと同様に
心にも化学反応のようなことが起きます。
(心の場合はもっと複雑なかたちで表れますが)
刺激は外からやってきます。
その刺激がサムスカラを作動させるのです。
続いて、ある“感情的な反応”が思わず、反射的に出てくるのです。
まるで化学“反応”のように。
さてフィーリングですが...
私たちの言葉もエモーションも「思考・感情」の領域にあるため、
エモーションについてお話しするのは比較的たやすいです。
一方、フィーリングはエモーションと違って「思考・感情」の領域にないため、
言葉で説明するには少々、難があります。
言葉での説明は単に、フィーリングについての知識を与えるだけです。
「思考・感情」の領域である言葉を使って、
「思考・感情」の領域を超えた物事について、本当の意味で理解するのは困難だからです。
実際に体験することが必要になります。
“百聞は一見にしかず”といったところでしょうか。
それを踏まえてフィーリングというのは
自己・ハイヤーセルフ(崇高な自分/本当の自分)にあふれた感覚。
エモーションのように“自己”を覆い隠したりすることはありません。
フィーリングは、“自己”を明らかにしてくれるものです。
やっぱり...言葉で説明するとなると難しいですね

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Posted by 富元 祥子 at 13:27│Comments(0)
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