自分は常に正直に生きられているだろうか...

富元 祥子

2013年12月09日 09:56



私は自分に正直に生きたいと思います。

でも「自分に正直に生きる」って言うほど、簡単ではありませんよね。

「私は〇〇〇がしたいんだぁ」と思っても
経済的にそれを許す環境にはないかもしれません。
また、仕事や家庭の状況がなかなか時間を取れない環境にあるもしれません。

ふと自分の生き方を振り返って、自分は常に正直に生きられているだろうかと
考えてみることも、時には必要なのかも知れません。

そして何よりも「自分に正直に生きる」には
自分が本当に何を欲しているのかを知ることが大切になってきます。

皆さんは自分が何を欲しているのか、何を望んでいるのか、
あるいはどうなりたいのかハッキリと自覚できますか。

そう尋ねられると、意外に思い浮かばないのではないでしょうか。

世の中、経済的にも時間的にもゆとりのある暮らしを送っている方は
ほんの一握りにすぎないと思います。
多くの人は毎日を仕事や家事・育児に追われてしまいがちです。

でも、一日のうちほんの数分でいいですので、
仕事のこと、家族のこと、友人やその他のことを全部いったん横に置いといて
“自分のことを感じる”時間を設けてみてください。

自分がいったい
★何を欲していて
★何を望んでいるのか
★どうなりたいのか
考えるのではなく感じてみるのです。
感じるのが難しい方は、自分が何をしている時に悦ぶのか感じてみてください。

それでも感じるのが難しいと思う方、
いかに日頃から、自分のことを感じていないかという証拠ですよ(笑)。
そういう場合は、とにかく“自分を感じる”ことからはじめてください。

私が「うつ寸前」でカウンセリングにかかった時も、
この“自分を感じる”をしていなかったからだと思います。

矛盾して聞こえると思いますが、人間は始終何かを感じています。
でも多くの場合、その感じている何かは自分以外のことについてだったり、
自分以外の人や物事が引き金となって引き起こされる感情だったりします。

なんとなくわかってきましたか?

繰り返しになりますが、

仕事のこと、家族のこと、友人やその他のことを全部いったん横に置いといて
“自分のことを感じる”

自分がいったい
何を欲していて、何を望んでいるのか、どうなりたいのか
を感じてみるのです。

それが、「自分に正直に生きる」はじめの一歩だと私は思います。

そして、それを感じることができたら一歩一歩それを目指して進めー
経済的にゆとりがなければ少しずつ貯金をしたり、アルバイトをするなど
それも含めて「自分に正直に生きる」プロセスですよね。

時間がない方、どんな人にも1日は24時間。
どこかに工面できる時間はあるはずです。
いろいろと工夫してみてください。
私は朝早ぁく起きて時間を確保する場合がありますが、
睡眠不足にならない程度にしてくださいね。

「自分に正直に生きる」...言うほど楽ではありません。
でも、誰もがそうありたいと望んでいるはずです。